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ベースのネックになりたい。

へっぽこ女子大生がいろいろ書いていこうかと思ってます。

大好きなバンドが活休した

大好きなバンドがなくなって1年以上経ってしまった。本当はもっと早く言葉にできたらよかったのだろうけれど、言葉にできるようになるまでここまでの時間がかかってしまった。

 

2016年2月8日18時

何も見なくても思い出せるくらい鮮明にその時間を覚えている。

それは家からあるライブに向かおうと家を出て50mくらい歩いてふとツイッターを見た時だった。メンバーブログ更新通知と情報解禁が周りより2〜3日遅いライブ告知しか出していなかったバンド公式のツイッターに『活動休止のお知らせ』の文字が出ていた。この文字が目に飛び込んできて何かの冗談かと思った。頭がフリーズして動かなくなった。1ヶ月前に「今年アルバム出すから楽しみにしててね!」というMCを聞いていたこと、3月26日をもってと書いてあり残りのライブが名古屋1回東京2回だけだったことで活休という衝撃と裏切られた感覚で動けなくなった。

ライブに向かおうとしていたのだが行こうか迷った。それくらい気持ちが落ち込んでいた。しかし、今の状態でまだ家族が誰もいない家に帰宅したら私は良からぬ行動を起こす可能性もあった。そのため泣きそうになりながらライブに向かった。

その日のライブはとても和やかなムードで進んでいて、私があのバンドのことが大好きであるということはその日の目当てのバンドメンバーも知っていたためとても優しく接してくれた。ベロベロに酔っ払いながら「俺のやってるバンドは活休しないから!」という言葉に励まされたり、大好きなバンドの活休前最後のライブとそのバンドのライブが被っていることを言ったら、「俺らはなくならないから向こうのライブに行きなさい。うちのライブみて向こうのライブ見なかったら絶対後悔するから。」とメンバーさんがそんな風に言ってくれたりと救われた。音とおしゃべりと笑いがたくさんの柔らかい優しい空間で一番辛かった時間を過ごせたのは本当に良かったと今でも思っている。

 

本当にあのバンドが大好きだったため、何かできることはないかと考えた。企画は私が打つから長い持ち時間で最後に一回ライブしてもらえないかと直談判して撃沈した。企画するからというのが撃沈した後は大好きなバンドをどんな風に見送るかと考え、他のファンの方と協力して私はスライドショーを作った。今見ると改善したいところは山ほどあるのだが、活休までの1ヶ月でよく作れたという風に思えるレベルには持ち込めた。それだけでは飽き足らず個人であるものを作って配った。そういうものを作りたいということを言ったら物を援助してくれる人もいた。

私は大好きなバンドがあったから同じファン仲間さん達と出会えたのだな、でも大好きなバンドが活休したら会えなくなってしまうのかなと悲しくて泣いていたこともあった。活休が嘘だったという夢も何度も見た。起きるたびに嘘だったのだと思って調べて現実に直面して泣き続けた。いくらダイエットをしても痩せないのに活休発表して活休前ラストのライブまでで6キロ痩せていた。バイト先でも何かを察知されたのか上司に「無理だけはしないように」と心配された。

 

 

2016年3月26日

とうとう活休ラストライブの日が来てしまった。前の日は眠れなかった。ライブを見たいという気持ちと時間が止まって活休しなきゃいいのにという気持ちがごちゃ混ぜになってどうしようもなくなった。

いろんな人達と会ってライブに行って、ある意味いつも通りのライブで序盤は本当に活休するのかなと思ってしまっていた。しかし、MCで活休という言葉が出て現実を突きつけられた。これで終わりなのだという絶望感に襲われた。

大好きなバンドの活休前ラストライブは彼らの企画ではなかったためあっという間にアンコールもなく終わってしまった。あっけなかった。あっけなさすぎてまだライブがあるんじゃないかと思ってしまいそうになった。

終演後メンバーさんとお話ししたのだが、いまいち現実を受け止めきれずホワホワしている自分がいた。ホワホワとしているうちに気がついたら家にいた。

 

 

時間が経てばどんどん辛さは薄れていくのだろうと思っていたのだが、辛さはどんどん増していった。結局は心に空いてしまった穴がどんどんどんどん広がってしまって自分ではどうにもならないギリギリのところまでいってしまった。

ライブの夢を見て朝起きて夢だったのだと気がつき大泣きする。いろんなやれば良かったが頭の中をグルグルして眠れない。そういうグルグルが日中も続き、大学の授業も受けることが辛くなり突っ伏して涙を抑えながら存在が辛うじてある状態になることが多くなり、行けない日も出ていた。他のバンドのライブに行っても楽しいのだが、大好きだったバンドがないという事実をライブに行くたびに突きつけられているような気がしてしまっていた。すごく辛かった。ライブに行くたびに首を絞められてるような苦しさを感じ続けていた。

大好きだったバンドのメンバーさんが出るライブにも行ってみたが、あのバンドではないため違和感を感じてしまい見ることが辛いことも多かった。あの4人が一緒にステージに立って演奏しているところを見ることが大好きだったということを見るたびに痛感した。だんだん足が遠のいてしまった。

他の趣味を探してみたのだがどれもライブよりも楽しくなかった。

だんだん私の周りの人みんなが幸せそうに見えてきて、大学などの同級生たちも私より幸せなのだろうなと考えてしまい人と接するのもどんどん怖くなっていった。どうすれば良いか分からず時間だけが過ぎていった。鏡を見ると目が完全に死んでいることがほとんどになった。今年の年明けには大学の教授に「お前本当に大丈夫か?去年の今頃と顔が違うぞ!とにかく休め!」と言われてしまった。その状態が他の教授にも伝わり、援助をしてもらいなんとか単位は取ることができたが、相変わらず無気力になっていた。

 

 

しかし、ここ2ヶ月くらいはしっかりと生活できている。大好きだったバンドと同じくらい好きだと思えるバンドが活動を始めてくれたからだ。心に空いた穴は少しずつふさがっているような気がする。

いくらライブに行っていたとしても、なにか後悔することはあるのだと思う。そして好きであるほど心に深く深く傷が残るのだと実感している。しかしなにかを大好きだと思える気持ちを大切にしていきたい。