アヒルと琥珀

なんとなーくでいきてるひとがたまに書いてます。

10年

音楽ライブに行き始めてからちょうど今年で10年になる。初めて行った下北沢shelterの空気は今でも鮮明に思い出すことができる。あれから10年経ったなんて信じられないくらいにあっという間の10年だった。
この10年で音楽がこんなにも好きだったのだと知ることができた。
ライブに行き始めた時には17歳、高校2年生だったわたしが30歳目前になっている。こんなにも音楽がわたしの人生を彩る大切なものになるとは思ってもいなかった。


10年間でいろんなバンドやアーティストと出会っていろんな音楽を聴いた。
この10年で聴いていた多くのバンドも活動休止や解散してしまった。続いているバンドでもオリジナルのメンバーで続けられているバンドはほとんどいない。
そして音楽をやめてしまったバンドマンもいるし、天国に旅立ってしまったバンドマンもいる。
そのことを考えると今も胸がギュッと痛くなる。

ただ音楽は鳴り続けている。終わってしまったバンドの曲も再生するとわたしの隣に寄り添っててくれている。音楽を続けているバンドの新曲が出ると未だにときめく。発売日のワクワク感は今も昔も変わらない。新しいアーティストと出会うことは今でも楽しい。こんな音楽があるのか!こんな素敵な人がいるのか!と知ることができることがとても楽しい。ずっと探究する心を忘れずにいたいと今も思っている。

大学生になってから出会ったあるバンドマンさんにこんなことを言われたことがある。
あなたの聴いている音楽は間違いないから自信を持ちなさい。と。
同年代とは違う音楽を聴いていること、流行りの音楽を聴くことができなかったことをコンプレックスに思っていたのだが、そこで救われた。

わたしの好きな音楽には自信を持って生きていきたいし、もっともっと好きな音楽を見つけていきたい。

今年はどんな音楽に出会えるのかな。