アヒルと琥珀

なんとなーくでいきてるひとがたまに書いてます。

コムタンスープ

わたしは毎年秋口に体調を崩す。

今回は職場で胃腸炎をもらった。しかもわたしが一番重く出て、仕事を休むほどだった。吐き気、頭痛と腹痛で部屋に転がっていたおーいお茶で脱水しない程度の水分補給をしながら2日半うつらうつらしていた。ほとんど食事が取れなかった。

胃腸の調子は食べなかったことによって日に日に良くなっていったが、食べられるけどなんだか食べたくないと思うことが3連休続いていた。味もするし美味しいのだけど、食べることが楽しくないのだ。食べるの大好きなのになんでだろうなと思いながら、用事がありデパートをふらついていた。

そこでいつもお惣菜を買ってる韓国料理屋さんのコムタンスープが安くなっていた。普段はユッケジャンやスンドゥブなどの赤いスープを買いがちなのだが、これが食べたい!とコムタンスープを買っていた。普段だったら見向きもしないのに不思議だった。ほぼ1週間ぶりの欲求が出てきて少し嬉しかった。

家に帰りスープをレンジで温めて、真っ白なスープを口にするとふわっと心と身体が和らいだ。ダシの味が体に染み渡っていくようだった。美味しい。うれしい。温かなスープが体全体に満ちていった。自分で塩味を調整してちょうどいいやさしい味がした。

汗だくになりながら食べ終えて、美味しいって幸せだなと感じた。久しぶりに食べることが楽しかった。体にも心にも食べることって大事だ。

明日は何を食べようかな。