アヒルと琥珀

なんとなーくでいきてるひとがたまに書いてます。

普通の日のケーキ

とてもケーキが食べたくなった。コンビニスイーツではないケーキ屋さんのケーキが無性に食べたい。

お財布の中を見て余裕があるかを確認してケーキ屋さんに向かった。なんでもない日にケーキを食べてしまうなんて…と思いながらケーキ屋さんの扉を開ける。ショーケースにある色とりどりのケーキたち。眩いばかりのキラキラとしたケーキに圧倒された。
どれを食べようかと迷って、ピスタチオとチョコレートのケーキにした。
小さな箱に入れてもらって持ち帰る。なんだかウキウキした。

家に帰って、やることを片づけおやつの時間。
パカッと箱を開けてケーキを皿に乗せる。ドリップコーヒーを開けて、ゆったりとコーヒーを淹れる。
あったかいコーヒーとケーキをテーブルに置いて、ゆったりと食べる。

何かがいいことがあったわけでもない。逆に嫌なことがあったからご機嫌取りなわけでもない。パーカーにジーンズというなんてことない服装でケーキを食べる。コンビニスイーツとは違う当日限りのおいしさが心と体に染み渡る。


なんてことない1日、何も変わらない普通の1日に素敵なケーキを食べる。そんな日があってもいいかもしれないと思った。

今度はずっと気になっている少し遠いケーキ屋さんのケーキを買って食べてみようかな。