アヒルと琥珀

なんとなーくでいきてるひとがたまに書いてます。

くせっ毛

わたしはくせっ毛である。

ティーンエイジャーの時は扱いきれず3日に1度は爆発頭だったり、縮毛矯正をしてあまりの不自然さに1回でやめて地毛に戻すのに2年かかったりとそれなりに戦い続けてきた。

社会人になってパーマをかけるという手法で共存しつつあったが、なぜくせっ毛なのにパーマをかけなければいけないのだろうかとずっとモヤモヤしていた。
パーマをやめてから美容院に行っても最後にはアイロンでストレートで仕上げられて、くせっ毛は悪者のように思われている気がした。とても嫌だった。

自分のくせっ毛を愛したいのに愛せないことがもどかしかった。

この前美容院に行ってカラーをしてもらい、最後にセットをしてもらった。ヘアミルクをつけてクシャクシャと美容師さんが髪をセットしていった。

完成して鏡に映る自分の髪の毛に驚いた。クルクルとした自分のくせっ毛がふわふわと見事にセットされていた。わぁ!とわたしが声に出すと、いいくせなんだから活かさないと!と言われた。


自分のくせっ毛を認めてもらえて嬉しかった。縮毛矯正もアイロンもパーマもあてていない髪でもいいのだと思えた。やっと自分のふわふわクルクルのくせっ毛が好きになれそうである。