「なんでここで手を握ってるんですか?どういうことですか?」
さて、極度の緊張しいがボイトレの発表会に出ることにしてしまった。
出るとなったら曲目を決めなければいけない。
ほぼ何にも考えずにレッスンに向かってしまった。
悠歩さんとのレッスンの中で当然曲目の話が出てくる。
私 「何がいいんでしょう」
悠 「『忘れない日々』とかいいと思うよ!」
いまいちピンとこない私。1度目のスルー。
悠 「〇〇とか、『忘れない日々』とか、◻︎◻︎とか…」
私 「〇〇…好きですね…」(『忘れない日々』また出てきたな。)
2回出てきたので少し気になりつつも、『忘れない日々』を2回目のスルー。
〇〇が諸事情により難しそうであるということが分かり、振り出しに戻る。
私 「それならば、別の曲は何がいいと思いますか?」
悠 「『忘れない日々』…いいなぁ」
私 (本人は気がついてなさそうだけど『忘れない日々』が3回出てきた…。これにするか…)「はい、『忘れない日々』にします。」
3回の登場により、『忘れない日々』に課題曲が決定した。
課題曲が決定したが、歌詞を解釈したがるタイプの私。歌詞をざっと読んで、何も理解ができなかった。
早速1番Aメロから躓く。
もう少しこうしていて この手にぎっていて
恋人と呼び合えるのは これが最後
なぜ別れを決めた2人が手をにぎっているのか。
そしてこのセリフが出てくるのだ。
私 「なぜここで手を握ってるんですか?どういうことですか?」
悠 「いや、そこまで考えるんだ…」
その日のレッスンで技術を身につけて歌うことは上手くなった。
なぜ手を握っているのか…。と頭の中で1週間くらいぐるぐると回り続けていた。
私にはこのような恋愛経験がない。
そのため感情移入がしづらいのだろう。
悲しい曲だということはわかるが、心に響かなかったのだ。
昨年、香港まで行って見たツアーのセットリストにも、『忘れない日々』が入っていたのだが、印象に残っていなかった。
その当時は前後の曲がより好きだからだと思っていた。
それだけの理由ではなく、きっと感情移入がしづらいからこそ、歌の印象が残っていなかったのだろう。
さて、どうする私。
このままだと表現が非常にしづらい。
そう考えた時、併用しているある先生の顔が浮かんだ。
この先生なら、きっと上手く教えてくれるだろう。
思い立ったら即行動で、その先生のレッスンを申し込んだ。
どういう気持ちで歌うべきなのか。
そもそもどういう解釈をすればいいのかも聞きたいと伝えた。
家でも歌う練習をしつつ、その先生のレッスン当日になった。
つづく