アヒルと琥珀

なんとなーくでいきてるひとがたまに書いてます。

DREAMS COME TRUE ACOUSTIC風味LIVE 総仕上げの夕べ 2021/2022 ~仕上がりがよろしいようで~の感想 その1

DREAMS COME TRUE ACOUSTIC風味LIVE 総仕上げの夕べ 2021/2022 ~仕上がりがよろしいようで~のさいたまスーパーアリーナ公演に参加してきた。
f:id:Tricky_Pink:20211010152003p:plain
このライブはDREAMS COME TRUEの1年10ヶ月ぶりの有観客でのツアーである。昨年の有観客ツアーは全て中止。このツアーも9月の幕張公演が中止になり、10/9、さいたまスーパーアリーナが初日となった。

ネタバレするので、ネタバレを踏みたくない方はここで読むのをおやめくださいませ。










17時の開演時間を少し過ぎた頃、会場が暗くなった。
映像がモニターに映される中、サポートメンバーの4人がステージに上がる。
そして、ドリカムの2人が登場した。
吉田美和は泣いていた。わたしが見たライブの中では今までで一番ボロボロと泣いていた。しばらくの間泣き続け、「煽りたくなるけど頑張る。」と言う。


1.何度でも

何度でも

何度でも

ボロボロに泣き続けた影響か最初の方は声が安定しなかった。叫べのところは叫べと煽らず、楽器の音しか聞こえない瞬間になった。
ドリカムの今の思いを伝えるためにこの曲をはじめに選んだのではないかと思う。 自分たちにどんな困難があっても何度でも立ち上がって進んでいくことを高らかに宣言しているようだった。


2.いつのまに

いつのまに

いつのまに

続けてまたメッセージ性の高い曲である。
「火曜の雨」という歌詞を「土曜の雨」に変えていた。
吉田の伸びやかな歌声が冴え渡ってきていた。

2曲が終わり、MCに入る。

今日は記念すべき第一歩であること、みんなで歌えないことが寂しい、全部1人で歌わなければいけないと吉田が思いを伝えていく。今日はいい日と言っていた。

中村は数日前、Yahooニュースに取り上げられたことを挙げ、炎上気味ですと自虐に走る。観客からの声援がないことについても、「調子がでない。ヤジられて勢いがつく。ヤジで成り立ってる人間。叩かれて元気になる。」といつも通り絶好調であった。

今回のライブでは1曲ずつフルコーラスをやる、今までは曲数を増やすためにワンコーラスが多かったが今回はフルコーラスで全曲歌うと中村が今回のフルコーラス歌唱の意図を説明する。


吉田が「会いたかったよ。うわぁ。静けさに慣れろ。」と言う。

「さいたまスーパーベイビーズみんなのことを幸せにしたい」と吉田が言い3曲目に入った。


3.スキスキスー♡

スキスキスー♡

スキスキスー♡

ダンサーのAKSが登場する。今回はINO-DとSHIGEの2人編成である。
今回はサポートメンバーにDJがおり、打ち込みが多用されたこの曲は今回のツアーにぴったりであった。

あなたに会えてしゃ〜わせ スキスキスー
あなたに会えてしゃ〜わせ スキスキスー

と観客に会えた喜びを伝えている気がした。
後半のサビでは、2019年のワンダーランドの際に登場した手遊びのカエルを振り付けで用いてワンダーランドとのつながりを感じた。


4.APPROACH

APPROACH

APPROACH

この曲ではスタンドマイクを用いていた。ファーストアルバムの実質1曲目の曲で自分たちの原点の曲である。片想いの恋の様を歌う。可愛い少女のような曲をデビューから30年経った今でも変わらず歌い続けることができる吉田の実力に圧倒された。


5.KUWABARA KUWABARA

KUWABARA KUWABARA

KUWABARA KUWABARA

同棲している部屋に同棲を伝えていない彼女の両親が来てしまいドタバタするという曲である。この曲ではAKSの2人がソーシャルディスタンスを取りながらも、2人のドタバタを表現し、モニターで2人が近くにいるように映すことで距離を感じさせないダンスになっていた。
サビの両手を手首で重ねて手のひらを開いて、クルクルと回す振り付けは観客でできれば楽しいだろうと考えていた。

この曲が終わった時中村は「ベースが難しい。」といいあるフレーズを3回ほど弾いていた。ただこの曲を作曲は中村のため、自業自得なのではないかとわたしは思ってしまった。


6.どうぞよろしく

どうぞよろしく

どうぞよろしく

この曲は

美人じゃないけどでも
愛嬌はあると思いません?

という“わたし”がパートナーへの深い深い愛について歌う曲である。大サビの

ちゃかさずまじめに聞いて下さい
愛してるとしか言いようがない

の部分を吉田が気持ちよさそうに歌い上げていた。


7曲目に入る前に中村が「これから無茶をする」と言って、声を出し始めた。

7.星空が映る海

星空が映る海

星空が映る海

吉田、中村、サポートのJUONの3人がアカペラで冒頭を歌い上げる。ぴたりと息のあった3人の声だけが会場内に響き渡る。これもリリース年から考えると30年以上前の曲なのだが、今の吉田の音域にあっていて、伸びやかであった。


吉田がステージからはけ中村だけになる。

中村からは「音楽業界が厳しい状態に置かれていること、幕張の時もざわついてしまった。中止という決断をしても怒られる」というような言葉があった。

そして今回の選曲は配信ライブで評判の良かった曲とやりたい曲を演奏しているとのことだった。



つづく