アヒルと琥珀

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DREAMS COME TRUE ACOUSTIC風味LIVE 総仕上げの夕べ 2021/2022 ~仕上がりがよろしいようで~の感想 その2

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DREAMS COME TRUE ACOUSTIC風味LIVE 総仕上げの夕べ 2021/2022 ~仕上がりがよろしいようで~ の感想の続きである。
ネタバレを挟むため引き続き避けたい方はここで読むのをやめていただければと思います。











8.空を読む

空を読む

空を読む

何度でものカップリング曲である。

明日が読めるわけでもないのに
どうして空を見上げてるんだろう?

と歌うこの曲。情勢を読むことができない今の世の中に重ねて聞くこともできる。


9.琥珀の月

琥珀の月

琥珀の月

1995年生まれのわたしが生まれた年の曲として聴いてみたいと思っていた曲のひとつである。付き合っていた人と友達になる計画をしたけれど、“私”は無理をしているという曲である。

風が急に冷たくなった午後
一年振りに引っ張り出したコートで

と秋にぴったりの曲である。最初の方は明るいのだが“私”の無理している様子が、不安げで寂しい後半につながっていく。


この曲が終わった後、吉田がステージ上の虫に気がつく。
2003年の野外開催のワンダーランドの時に、未来予想図Ⅱの時に額に虫が止まりながら歌っていた話を楽しそうにしていた。
そしてここの虫もとんぼだったらよかったのにと吉田がつぶやいた。

10.高く上がれ!

高く上がれ!

高く上がれ!

気になる“あなた”と花火大会に行くために、ワーワー騒いで浴衣を着て行ったものの、雨に降られてしまった“わたし”の曲である。
イントロの部分は本来はトランペットの音が入るのだが、今回はホーン隊がいないため、JUONのコーラスというアレンジになっていた。なかなかクセが強くて笑ってしまった。


11. one yesterday

ONE YESTERDAY

ONE YESTERDAY

まさか聴けるとは思ってなかった曲である。全編英詩のアルバムのオリジナル曲。17年前の曲だが、今の吉田が歌うことによって深みがさらに増していた。もしも昨日を変えられたなら、あなたはここにいたかもしれない。英詩なのに心にそのまま響いていた。



12.夢で逢ってるから

夢で逢ってるから

夢で逢ってるから

今回、ピアノで参加している本間将人はいつもはサックスでツアーに参加している。このツアーではこの曲で唯一サックスを吹いていた。やはり本間のサックスは官能的で切なさを含んでいた。曲に一気に引き込まれた。


13.やさしいキスをして

有名すぎる曲である。この曲も吉田が年齢を重ねたことによってさらに深みが出てきているのではないかと感じている。本間の最後のピアノもとても素敵で、本間の多才さが印象づいた。



曲が終わり、照明が明るくなる。中村が「MC毎に換気をしている」と言う。確かにMCのたびに空気が入れ替わっている感じはしていたが気がついていなかった。出入り口が確かに開いていて、このライブを開催するためにどうしていくかを考えていたのだろう。

観客が声を出せないライブで「どうやって進行すればいいかわからない。」と中村は言っていた。

つづく