アヒルと琥珀

なんとなーくでいきてるひとがたまに書いてます。

選ばれる

美容院を変えた。
新しく行き始めた美容院で話をしていると美容師さんが
「美容師って選ばれてることを忘れがちなんですけど、選ばれてることをきちんと理解しなきゃダメなんですよね」
と言っていた。

そうか、わたしは美容師を選べる立場にいたのだ。前に通っていた美容院に行くこと、いつも通りでいいやという選択も選んでいることに他ならなかったのだ。

その言葉がストンと心に落ちて、じわっと頭の中に広がった。

惰性で何かを選択してることって自分が思ったよりも遥かに多いのかもしれない。そう思うともっとよく考えて物事を進めなきゃいけないのではないだろうか。

そしてこんなことも思った。
わたしは選ぶ立場でもあるけれど、それ以上に選ばれる立場になっていることが多いのではないか。

そう思うとあれ?となった。
こんなわたしで本当に誰かに選んでもらえるのだろうか。このままダラダラと生きていていいのだろうか。

頭の中でぐるぐると考えが渦巻いていった。
わたしは誰かに選んでもらえる人間ではないかもしれない。チャンスが巡ってきた時にダラダラしてなかったらよかったのにとは思いたくない。いつか巡ってくるかもしれないチャンスで選ばれるために、日々できることをやっていかなければならないのではないか。

チャンスが巡ってきた時に後悔しないために今できることを適度に行いながら生きていこう。